9月10日(金) 幸寿し 
 最初に来たのは確かまだ司法試験の勉強をしていたときだった。

 板前さんが奥にいる女性に「おかあさん、しゃりをお願いします」と声をかける。
 「はい」とお母さん。
 こんどは隣に立っている男性に声をかける。
 「おとうさん、タコをお願いします」
 「はい」とおとうさん。

 この一連の会話から、この店は夫婦とその息子によって経営されており、しかも非常に礼儀正しい家族によって経営されていることがわかったのだった。
(にぎり 800円)
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9月14日(火) ULTRA MODERN CAFE 
 ビルの地下にあるカフェ。
 地下だけど、ガラス張りになっていて、日差しが入ってくる。

 天気がいい日には気持ちのよい場所である。
 料理は一皿に感じよく盛りつけてある。
 デザートとドリンクもついている。

 ついつい長居してしまう場所である。
(豚肉とトマトのペペロンチーノ 900円)
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9月17日(金) キッチン 代五 
 東京、横浜、小田原。
 昨日は裁判所めぐりの一日だった。
 長時間電車に揺られすぎたせいか、夜しもきたに帰って来たときには、ちょっと頭がふらふらするような気がしたくらいである。
 さて、今日は茶沢通りにある小さな店へ。
 たくさん野菜の入った文字通りの野菜カレー。
 しっかりと地に足のついた食べ物である。
(野菜カレー 700円)
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9月22日(水) 大昌 
 鎌倉通りにあるラーメン屋。
 おじさんとおばさんの2人でやっている。

 ラーメン屋もチェーン店化がすすみ、下北にもそんなラーメン屋が何軒かある。
 チェーン店のよさは、いろんなことがマニュアル化されていて、てきぱきしていることだ。
 でも、てきぱきしている店ばかりに行っていると、ときどき息苦しい思いをすることもある。

 ちなみに、この店のおじさんとおばさんが、てきぱきしていないということではない。
(ラーメン 600円)
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9月24日(金) PAPPARE 
 しもきたにも最近カフェがたくさんできたが、ふとカフェと喫茶店の違いはなにかと考えた。
 うちのアルバイトのOさんによると、ごはんを出すかどうかじゃないかということだが、昔ながらの喫茶店でもピラフなどを出したりする。

 はてさて。
 昔、喫茶店だったところがカフェに変わるという場合もある。たしかこの店も喫茶店だったんじゃないかな。

 いまでは喫茶店時代の面影はまるでないが。
(アンチョビとトマトのスパゲッティ 890円)
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9月28日(火) 広栄屋
 ちょっと思うところあって、最近モームの小説を全部読み直している。
 「月と六ペンス」のような有名な作品は、すぐに手に入るのだが、マイナーな作品の場合には、図書館で古い翻訳本を借りるしかない。
 古い翻訳本のおもしろさは、(作品が書かれた時代ではなく)翻訳された時代の日本の状況が垣間見えることである。
 「フォア・グラ」は「肝臓の練り物」、「スフレ」は「淡雪」などと訳されている。
 当時この本を読んでいた人たちは、西洋人は奇妙なもの食べるものだと思ったに違いない。
 本を読みながらくすくす笑っていると「はい、おまち」と言って、目の前にざるそばが現れる。
(ざるそば 600円)
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9月30日(木) NEWS DELI
http://www.news-deli.com/
 雨が降っていたので、事務所の前にあるカフェへ。
 雨のオープンカフェ。
 予想通り、客はほとんどいない。

 雨の日のオープン・カフェにもいいところはある。
 客が少ないせいで、普段は騒がしい店内でゆっくりと話ができる。
 店内にはジャクソン・ファイブの往年のヒット曲が流れていたが、マイケル・ジャクソンの透き通った歌声が店全体に響き渡る。
 雨の日ということで、食事が終わるとデザートまでサービスしてくれた。
 恵みの雨とはこのことか。
(DELI3種プレート 900円)
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